「畳の部屋で語る夜を作って」
今日は、千葉にある私立の中高一貫校を訪問し、先生とじっくり話をした。
その先生が言っていたのは、今の子どもたちにもっと、コミュニケーションを取る経験、今しかできない体験、本物の大人に出会う機会、生きるための一次産業の裏側を見る機会を与えたい、ということだった。
特に印象的だったのは、この一言。
「ホテルのシングルルームで、きれいに整った旅でなくてもいい。民宿の畳の部屋で、みんなでわいわいやるような旅を作ってほしい」
今の時代、子どもたちは便利で快適な環境に慣れている。
だからこそ、あえて少し不便で、他者と関わらざるを得ない環境にこそ価値がある。
綺麗なホテルより、畳の部屋。
個室より、雑魚寝に近い時間。
観光地より、本物の大人の現場。
教育旅行の価値は、快適さだけではない。
むしろ、少し不便で、少し面倒で、でも人と深く関わる時間にこそ、子どもたちの成長がある。
今の教育旅行にとって、大きなヒントになる一日だった。


