REPORT アーストラベル水戸の旅

職業講話 / 美乃浜学園

教育旅行

美乃浜学園で実施した、職場体験に代わるキャリアを考える授業(弊社の事業名としてはキャリアFESとしています。)全3回のなかの2回目、4人の熱い大人による講話の様子をレポート!

1. 伊藤浩一さん 介護福祉士

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明るく、テンポよく、生徒との心の距離が近い雰囲気を感じられる講演でした。途中で出されたクイズで、突然回答を求められた生徒は少しびっくりしたのではないでしょうか?笑 

介護とは、なんでしょうか?それぞれの漢字に分けて考えると、「間に入って守る」ということ。
では何を守るのでしょうか?それは、本人の想いを社会と繋げるということ、と伊藤さんは語ります。
“好きなことに対して、「なぜ自分はそれが好きなのか?」を考えることで、自分の価値観が生まれる。そして「自分は何を大切にするか?」が明確であれば、夢はきっと叶う!”
伊藤さんの熱いメッセージは生徒たちにも伝わったはずです。
自分の「好き」の感情を大切にしながら、自分や周りの人の“いいとこ探し”を習慣化していきたいです。

2.山下達士さん 茨城ロボッツ スポンサー営業

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山下さんのお話から、「好きを仕事にする楽しさ」について学べるのではないでしょうか?
山下さんはバスケが好きで、高校時代は全国大会に行くような強豪校に通っていました。そして将来は選手ではなく、サポートとして働くということを考え、スポンサーという仕事に出会いました。

根底には、「バスケが好き、バスケに関わりたい」という想いが常にあり、「好き」を仕事にしているから感じられる、山下さんの生き生きとした表情が印象的でした。
チームを陰で支えるサポートを仕事にすることや、「価値」をつけることの難しさ、スポンサーというお仕事の内容に驚く生徒も多かったように思います。
主に大学生で体験する企業インターンシップは、自分が働いている将来を想像しやすくなる機会だと思います。生徒さんにはまだ少し先の話になるかもしれませんが、ぜひ将来の自分が、何をして笑っているのか、を想像してみるのもいいかもしれませんね。

3.小野香さん ブリッジエンジニア/プロダクトマネージャー

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プログラマーと聞いて、興味を持つ生徒さんは多いのではないでしょうか?自己紹介では小野さんが作った、小野さん自身のホームページとそのコード見せていただきましたが、その瞬間、プログラミングの世界の面白さを感じました。
小野さんは海外留学を経験されていて、そこで感じた未知の世界や、英語の大切さ、新しい知識や価値観を得られたお話に、誰もが海外に行ってみたいと思ったはずです。

小野さんは社会人になって人生最大の挫折に直面したとき、本当に自分がやりたいことは何だろう?と考えたそうです。そしてプログラミングの虜になり、プログラミングに人生を救われたと話していました。
「人生の大半は仕事をして過ごしています。その仕事がつまらなかったら、人生大半損していることにならない?」「好きな仕事で人生は100倍楽しくなる」
これは特に印象に残った言葉です。小野さんのように好きなことを仕事にするために、1.やりたいことを見つけるための努力は怠らない、2.石の上にも3年は信じるな、3,とにかく口に出す、この3つのアドバイスを心掛けたいと思いました。
何かに没頭しがち、新しいことやもの作りが好きで、好きなことなら勉強が嫌にならず、粘り強い方、ぜひプログラマーも選択肢として考えてみてもいいですね!

4. 尾崎精彦さん アーストラベル水戸株式会社 代表取締役

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ウルトラマンが実際存在したら…きっと飛ぶときに頭が外れていることでしょう。笑
そんなオモシロクイズから尾崎さんのお話は始まりました。

「自分で決めること」それが人生を楽しくさせる魔法だと思いました。尾崎さんの人生の転機は“憧れ”にあって、始めて人生のスイッチが入った瞬間は、“自分で決めた時”だったと語ります。
運動能力も技術も、決めているのは自分の「脳」そして「心」。周りからたとえ無理だと言われても、自分の限界を決めずに、失敗を恐れずに挑戦し続けたい、聞いている人みんなが勇気をもらったと思います。
魅力と可能性を感じる瞬間は「人」だと尾崎さんは言います。
職場ではなく、その人の生き方や在り方への憧れ、
どう働きたいかより、どう生きたいか?
今日も尾崎さんは、価値のある学びと旅の提供と、茨城の魅力を伝えること、そして絶えず自己更新をし続けています。

以上4名の方の講話レポートでした。
「好き」の感情を大切にしながら、人生における仕事の役割や、将来の自分を考えるきっかけになったのではないでしょうか?
今回も面白いお話ばかりで、生徒さんの未来のヒントに少しなっていたら良いなと思います。

レポート:小原百惠