REPORT アーストラベル水戸の旅

自然体験×企業見学校外学習 / 土浦第五中学校7年生 

教育旅行

2024年11月に土浦市立土浦第五中学校7年生の校外学習を実施しました。

★AM★ 涸沼で自然体験

いかだレース・漁業見学・ラムサール条約の講話としじみ汁の試飲
3つの体験をクラス別で体験しました。

【子どもたちの声】
「涸沼には、色々な昆虫や魚や鳥がいるということがわかりました。筏体験では、鳥が水面の上を走ってるところが見れてとても良かったです。筏体験では、みんなで息を合わせてできたので、とてもいい体験ができました。」
「涸沼にはたくさんの生物が住んでいることもわかると同時に、涸沼は漁師さんの伝統芸や、たくさん取れる特産物のヤマトシジミの味噌汁も伝統の一つだと思いました。」
「いつもだったら見ることのできない本物の魚や道具を近くで見せてもらって、より詳しく知ることができました。漁師さんやあいあいでの涸沼の説明も細かいことまで教えてくれてわかりやすかったです。」

★PM★ 企業見学
4つの企業・生産者さんの見学をさせていただきました。

○サザコーヒー


ひたちなか市に本社を置く、茨城県を代表するコーヒー事業を展開されています。
商品製造の過程を見学させていただき、コーヒーへのこだわりや、お客様の手元に届くまでの様々な工夫を学びました。
生徒の声:
「こだわりある最高のコーヒーを作るために、社員さんたちの意見を取りいれたり、海外に農地を作るなど、とてもコーヒーへの愛が伝わりました。」
「一般の人には見せられないようなところやこだわりを詳しく教えてもらい、企業の大変さやちょっとした挑戦の楽しさを知ることができました。」

○ファームランドさいとう


有機JAS認証の有機栽培・あいがも農法でお米を生産しているほか、大豆、もち麦、枝豆、ベビーリーフ、ルバーブなど幅広い品目を生産し、6次産業製品も販売されています。
SDGsの観点から、人の手で作業する過程を減らす機械化についても詳しく説明していただきました。また、お話の後には実際に手作業でのベビーリーフの種まきを体験もさせていただきました。

「手作業はすごく大変で、機械があることですごく助かるなあと思いました。」
「作るだけじゃなく、その後もお客さんの手に行くまで責任をしっかり持つことが大事なんだなと思いました。」
「働いている社会人に感謝しました、農家さんに感謝して野菜を食べたいと思いました。」

○小橋農園・倉本商店


鉾田市の小橋農園さんと、茨城町の倉本商店さんにご協力いただき、サツマイモの収穫から店舗に並ぶまでの調整作業を体験させていただきました。芋掘り体験をしたことがある生徒はたくさんいたようですが、調整作業は聞くのも行うのも初めて! 選別の仕方を教えていただき、皆さん集中して楽しみながら取り組んでいました。

「芋掘りをあんなにじっくり時間をかけてやったのは初めてなので印象に残りました。また、芋掘りの後の仕分け作業が以外にも楽しかったので、少し興味を持ちました。」
「自分たちが食べているものなどは、たくさんの人が作業をして自分たちのもとに来ているんだということを改めて理解できました。」

○藤枝農園


1年を通して水菜を生産されており、北は北海道、南は名古屋・大阪など全国に出荷しています。大規模かつ効率的な生産で、私たちの食卓を支えている企業さんで、SDGsに対する取り組みや、実際の作業を体験させていただきました。

「袋詰めの作業が印象に残りました。レーンの動きや、仕組みがわかりやすくとってもスムーズにできたし、ビニルハウスの仕組みや農薬のこともたくさん理解することができました。」
「作り方での工夫や安全に食べれるような安全安心なものを作るために、とても工夫していることがわかりました。」
「水菜のことよく知らなかったけど、私達消費者のことやSDGsのことを考えて作ってるんだなと思いました。」

【先生たちの声】
体験活動が大変充実しており、自然との共生という生徒が総合的な学習で学習しているテーマにそった講話も多くいただくことができました。
生徒の顔からも満足の様子が見られました。
午後の見学では、SDGsだけでなく、キャリア教育にも繋がる講話をしていただき、大変充実した学びになりました。実際の体験活動でも生徒が集中して取り組む姿が見られました。

校外学習終了後、生徒たちから各生産者・企業にお礼のお手紙が送られました。
見学・体験を通して子供たちが学んだことが受け入れ先の皆様にも伝わり、喜んでいただくことができました。
一日の校外学習を通して、自然の豊かさや、茨城という地域の産業について楽しく親しんでもらいました。
ご協力いただいた広浦の皆様、事業者の皆様、誠にありがとうございました!