REPORT アーストラベル水戸の旅

先生インタビュー#6 ~勝田第二中学校 佐々木先生~

先生インタビュー

今回インタビューしたのは、ひたちなか市立勝田第二中学校の佐々木先生です。佐々木先生には今年の1月に実施したキャリアFESで大変お世話になりました。生徒のことを考える姿勢と、その温かいお人柄が素敵な先生です!

先生になった経緯

「もともと幼稚園の先生になりたかったんですよ」
そう話す佐々木先生。
「もともと”人”が好きで、どんな人と関わるのが良いかと考えたとき、小さい子と関わるのがいいな、と。」
最初は幼稚園の先生を目指し学ばれていたそうです。

しかし、そこで思わぬ壁が。
「今は男性も増えてきたけれど、私たちのときは、まだ女性がメインで活躍していたので…」
このような時代背景もあって、小学校で勤めてみようと方針転換。そこで出会った先生方がとても一生懸命で…子供たちのことを真剣に考えて取り組む姿に感銘を受け、小学校の先生になったそうです。

転機

「小学校の5~6年生を担任させてもらうことが多く、6年生を10年間の中で5回担当させてもらいました。当時は中学校の免許はもっていなかったけれど、卒業させた子たちはどうなるんだろうかなと思い、中学校の免許も取りました。」
なんと、中学校の教員免許は小学校の教員を務めながら取得されたそうです。

「ただ、そのまま中学校に行く前に、機会を頂けたのと、また海外に行ったことが全くなかったので、日本人学校に行ってみよう!と(笑)
中国の蘇州にある日本人学校に赴任されたそうです。

「現地の方もそうだけど、全国から集まってくる先生と子供たちと仕事ができすごく楽しかったです」
「日本人学校は、ほとんどがハーフの子、もしくは転勤で来た日本人の子たちで、毎月のように別れと出会いがあって…日本人が少ない中なので、その分すごく仲良くなり、先生であっても家族のように接していました。」

日本人学校の赴任を経て、現在の勝田第二中学校勤務になったそうです。

小学校と中学校の違い

「小学校も中学校も指導については大きく変えていません。子供たちは成長し変わっていくけど、私たちが無理に接し方を変える必要はないと考えています。」
自ら、お父さんみたいなキャラクターです、と笑って話す佐々木先生。思わず「分かる!!」と頷きたくなりました(笑)

中学校での仕事の面白さとしては、「中学校卒業後に歩んでいく進路を、生徒たちが自分で切り開く、そこのサポートができることが良いです。」

佐々木先生の考える先生の魅力

子供たちが変わっていく・成長していく過程の手伝いができていること幸せややりがいだと常に思っています」
教室では毎日何かあるんですよ。だからやめられないなって」
「成長することもあるし、悪いこともあるし…本当に飽きないです。毎日教室で笑っているし、人と関わることで、笑ったり怒ったり毎日できる職業って他にあまりないんじゃないかと。」

「心から面白いと感じることができ、人生の中でもしかしたらその子のためになることができるっていうのは悪くないなって。人っぽいことを感じられる仕事だなと思います。」

インタビューを終えて

お話を伺うなかで、佐々木先生は、生徒たちと共に学び、歩んでいるのだな、と感じました。特に先生の魅力をお話されているとき、実際に教室でのやりとりの様子を見ているような、そんな気持ちになりました。
生徒との色々な経験や感情を共有する日々を、心から楽しんでいらっしゃる先生って素敵ですよね。
教室では毎日なにかある…今、佐々木先生と学ばれている生徒さんたちは、とても豊かな時間を過ごせているのではないかなと思います。

インタビュー・執筆/橋本