REPORT アーストラベル水戸の旅

安居校長×尾崎代表 対談レポート「公立に選択の自由を!教育の未来を語る」

先生インタビュー

安居校長×尾崎代表 対談レポート「公立に選択の自由を!教育の未来を語る」

はじめに

アーストラベル水戸の尾崎代表が、ドルトン東京学園の安居校長にインタビューを実施。4年前のANA「旅と学びの協議会」での出会いをきっかけに、毎年勝手に押しかけ、継続して対話させていただいて、勝手に定点観測をさせていただいています。
お忙しい中毎年ありがとうございます!!


アーストラベルの挑戦(妄想)「公立に選択の自由を!」

現在の教育システムの限界

「みんな一緒」から「個別最適化」の時代へ
いまさら新しいことではないですが、学校教育は大きな変革期を迎えています。これまでの画一的な教育から、一人ひとりに合わせた学びへの転換が求められる中、現在の学校の仕組み(教師の数や業務量など)では対応に限界があるのが現実です。学校は変われと言いますが、現場の先生は踏ん張っておられますが、、、無理です。

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アーストラベルが提案する新しい学びの形

3年間継続の「旅の学び」プログラム

  • 現状:単年度のつながりのない修学旅行
  • 提案:3年間を通した継続的な学習体験

プロ人材・専門家の継続的な活用

  • 現状:単発的な外部講師の招聘
  • 提案:専門家と子どもたちが継続的に関わる環境づくり

これらの取り組みは学校だけでは実現困難なため、アーストラベル水戸が全力でサポートする体制を構築。

プロ人材・専門家の継続的な活用

  • 現状:単発的な外部講師の招聘
  • 提案:専門家と子どもたちが継続的に関わる環境づくり

これらの取り組みは学校だけでは実現困難なため、アーストラベル水戸が全力でサポートする体制を構築。

改革のポイント

  • 金額と内容のリバランス
  • 子どもたちの成長により役立つ内容への転換

中期的なサポート体制の構築


まずは修学旅行改革をしないと

京都修学旅行の課題

中学校で約8万円〜10万円かかる従来の京都修学旅行はコスト内容の面から時代担わなくなってきた。

公立でも個別最適化への挑戦

選択肢の提示 子どもたちの興味関心に少しでも近づけるような多様な選択肢を用意
アントレプレナーシップ・探究学習 学校が対応しにくい分野でのサポート
少人数制の実現 2年生のラボでは少人数制を導入し、生徒により寄り添った指導を実現


安居校長からの重要なアドバイスをいただきました!!

継続的な関わりの重要性

①「定点観測」の必要性 「そこで終わりにするのではなく、オンラインでもなんでもいいから続ける」
②他校との連携 「同年代、他の学校と一緒にできたらなお良い」

現在の教育の課題

探究学習の問題点 「大人が喜ぶ答えを子どもが作り出していて、つまらないものばかり」
修学旅行の問題点 「旅の行程を守ることが目的になり、余白のない予定調和の旅」
※貴重なアドバイス、発展性も見えてきました!(まだスタートしていませんが笑)


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ノートパソコンに貼りました!!

ドルトン東京学園の実例に学ぶ(1期生の驚くべき成長)

話は急に変わりますが、みなさんにシェアしておきたい内容です。
2025年卒業の1期生の事例
これにはめちゃくちゃ驚きました!
国立大学に合格した生徒たちの学習スタイル:どう考えても、履修した科目では国公立に合格するには足りない内容だったそうです。安居校長が生徒に聞くと

  • 「学校の先生に教わる必要があるものは取りました」
  • 「自分で学べるものは自分で学びました」
  • 「足りないものは塾の先生に頼りました」

コロナ禍でのスタート しかもこの子たちはコロナ禍でのスタート。1期生は開校直後にコロナで十分な環境が整わない中でも、このような自立した学習者に成長。
こういう人間を育てるのが本来の教育かもしれません。もちろんみんなこんな子ばっかりじゃないですが、近くにいれば感化されますし、考えますよね。
私もこの子達に負けないようにしなければ!

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素敵な校舎

学校教育への新しい視点

安居校長とお話して、シンプルですが重く、印象に残ったワードです

  • 「学校は整ったものを提供することが○じゃない」
  • 「効率よくやることが○じゃない」
  • 「整えている間に時代は変わり、子どもに合わなくなっていく」

対談を通じた気づきと決意

小学校教育への提言

安居校長からの重要なメッセージ

  • 「小学校の時なんかめちゃくちゃ遊ばせといていい」
  • 「思い切って遊ばせて喧嘩させとけばいい、そこで人間関係も学ぶ、勉強なんて2番、3番目でいい」
  • 「そのあといくらでも巻き返しができる」

尾崎代表の決意

いっつも笑顔で新しい挑戦を続ける、安居先生に感化され、自分はもっと挑戦ができると!人生をかけた勝負をしなければと!
人生をかけた挑戦 「生きていること、人生を考えて、挑戦させてもらえるのが幸せ。その状況がある以上は挑戦を続けていこう」と強く感じました。


まとめ

この対談を通じて見えてきたのは、教育の形が大きく変わろうとしている今、従来の枠組みにとらわれず、子どもたち一人ひとりの成長に本当に必要なものは何かを考え続ける重要性です。
アーストラベル水戸が提案する「公立に選択の自由を」という挑戦は、安居校長の「不安定こそが安定」という哲学と共鳴し、教育の未来に向けた新しい可能性を示しています。
次回予告 この対談の内容をもとに、具体的な取り組みがどのように進展していくのか、引き続きレポートしていきます。
最後になりますが、毎年お邪魔させて頂き感謝しかありません。
図々しいですが、また来年もよろしくお願い致します。
少しでも追いつけるように努力していまります。


この記事は、アーストラベル水戸とドルトン東京学園の継続的な対話の一部をご紹介したものです。教育の未来について、皆さんも一緒に考えてみませんか?